援デリとは、主に一般の登録者同士が自由に出会える仕組みを有する、いわゆる“出会える系”と称される出会い系サイトにおいて、援助交際希望者を装って男性登録者に対してメールを送り、待ち合わせの約束を取り付けようとする風俗業者の俗称のこと。組織的に活動していることから援デリ業者とも言われます。
特徴的な手口としてよく知られていることとしては以下の事柄が挙げられます。
- 「相性確認のため」と称し、最初だけ2万円の金銭を要求してくる（ホ別２）。
- 最初のメール（ファーストメール）から長文のメールを送信し待ち合わせの約束を取り付けようとする。
- 池袋や五反田、上野、巣鴨など一般の風俗業者（ならびに客）が利用することが多いホテル街、風俗街を待ち合わせ場所として一方的に指定してくる。
これらに当てはまる女性は、援デリ業者である場合がほとんどである。他にも、男性登録者がサイトにログインした直後などのタイミングでアプローチしてくることが多いなど特徴的な点はいくつか挙げられますが、いずれにしても、風俗業者として法律に則った営業を行っている保証はなく、仮に風俗業者でないにしても売春防止法に抵触する可能性が高いので、決して誘いに応じてはいけません。
出会い系の男性登録者の中には、手軽に会える女性が見つかるからという理由で、安易に募集書き込みやメールによる誘いに応じて出会ってしまう者も少なくありませんが、その大半がまともな接客やサービスを受けられることなく、単に金銭を搾取されるなどの被害に遭っているのが実態です。出会い系サイト上でプロフィールに掲載している写真や設定しているルックスとはまるで異なる女性が待ち合わせ場所に現れるという事例や、そのことを理由に関係を持つことを断ろうとすると、恐喝まがいの脅し文句により金銭を搾取されるという被害が多いです。
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