キャッシュバッカーとは、ポイント制の出会い系サイトで男性登録者からのメール受信や投稿写メ画像を見てもらうことによって獲得できるポイントを商品や金券などと交換できる仕組みを悪用して活動する女性利用者のことで、CBと略される場合もあります。

キャッシュバッカー（CB）として活動する女性は、景品や金銭を得ることを目的に出会い系に登録している人がほとんどで、男性登録者と実際に待ち合わせて出会ったりすることはありません。実質男性が出会えないことから、サクラと何ら変わらない悪質な女性利用者と言えます。また、登録者を対象とした写メコンテストに参加することのみを目的としている女性もキャッシュバッカーに含まれます。

キャッシュバッカーの手口としてよく使われるのが、一言程度の簡単な文章のみのメールを送るというやり方です。一回のメールに書く文章が少なければ少ないほど、深く互いを知ろうとすれば必然的にメールの回数が増えることになり、ポイントをより効率よく貯めることができるため多くのCBが使うやり方として知られています。男性は騙されるリスクを回避するための対策として、早めにメールアドレスやLINEのIDを交換しようとしますが、言葉巧みに不安があることをほのめかしてメール交換の回数を引き延ばそうとします。そして、待ち合わせをすっぽかすというタイミングで連絡を一切絶つというのが典型的なパターンです。（待ち合わせ場所に向かう最中も頻繁にメールを送受信しようとするキャッシュバッカーも多いです。）

さらに、効率的にポイント稼ぎをする手口として見かけるのが、大量のアダルト写メ画像を画像掲示板に投稿して男性に見てもらうことでポイントを貯めるというやり方です。メールの交換に比べると、男性の興味をそそることさえできれば、少な労力でより多くのポイントを短期間で貯めることができるため、この手法ばかりを使うキャッシュバッカーも多いです。

このように、キャッシュバッカーは“実在する女性がポイント稼ぎ目的で出会い系を悪用している”ということが前提と考えられてきましたが、昨今の各出会い系サイトの事情を見る限り、特に“実在する女性”という点に疑わしい部分があることは否定できません。前述の通り、キャッシュバッカーが男性登録者と会うことが基本的にないため、実在する女性かどうかを確かめることはできませんし、サクラと区別する方法もないためです。男性がサイトを利用している際に遭遇するキャッシュバッカーと思われる女性の数の多さや、携帯電話ひとつでタダでできる副業としては得られる報酬が必ずしも多い（効率がいい）とは言えないことも、キャッシュバッカーが本当に実在する女性か疑わしく、実際には存在しないサクラと疑われる大きな理由のひとつです。

さらに、キャッシュバッカーとして活動する女性と出会ったという男性からの体験談や口コミ情報もほとんど目にすることがありませんし、CBとしての体験を暴露する女性がいないこと、素人女性にしてはやけに出会い系の使い方に手慣れた感があり男性心理をつくのが巧いことも実在性を疑わしくしている理由と言えるでしょう。

いずれにしても、男性からすると決して会えないタイプの“女性”であることは明らかなので、騙されないためにメールアドレスや電話番号を事前に交換してから待ち合わせをするなどの対策をすることが重要です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

キャッシュバッカー に関する体験談、ブログ記事